【毛筆で書く命名書き】「蓮」

こんにちは!おこげです。
皆さん、たまには毛筆を書いていますか?

今回の漢字は「蓮(れん)」です。
【漢字の成り立ち】
会意文字。「艸(くさ)+連(つらなる)」で、株がつらなって生えているさまを表す。
【漢字の意味】
はす。草の名。ハス科ハス属の多年草。水中に自生する。葉は円形で水に浮く。夏頃に淡紅色又は白色の花が咲く。ハチス。また、ハスの実。
【読み方】
訓「はす」/音「レン」
【名付け読み】
はす・れん等の読み方で使われる事が多い様です。「蓮」は「れん」という呼び方で男の子の名付けランキングでは、2008年以降トップ3に入っている人気の名前のようです。呼びやすく、響きも良いですね。因みに懇意にしている私の友人の息子さんもこの名前です。
名づけ例】
男の子:蓮(れん)、蓮斗(れんと)、蓮希(はずき)
女の子:佳蓮(かれん)、純蓮(すみれ)、蓮音(はすね)
などがあるようです。
【名付けの意味】
水面に咲くハスの花は清らかでありながら、その根はしっかりと泥の中に張られていることから力強さも感じさせます。「やさしさ清らかさと逆境に負けない力強さを併せ持つ」そんなイメージを感じさせますね。また、「蓮の花」は仏教とも深いつながりを持っています。神々しさも感じさせますね。
【画数】
新字体=13画

サンスベリア
サンスベリアの株分け

今日は、天気も良く「春の陽気」だったこともあり、育てている観葉植物「サンスベリア」の株分け(1鉢→3鉢)を行いました。「サンスベリア」(別名:虎の尾)は生命力が強く、そんなに水を上げなくても良いのでとても扱い易いと言われていますが正しくその通りで、100円で1鉢買ったものが数年かかりましたが40~50㎝まで成長し、可愛い新芽がニョキニョキと生えてくるのです。放っておくと窮屈になってかわいそうなので、最適な時期ではない様なのですが株分けを行いました。サンスベリアの空気清浄作用(酸素の排出が良い)はNASAが認める程のものなので、どんどん株分けして増殖させていきたいと思います。肉厚の小さい新芽がとても愛らしいのでついつい育てちゃいます。この他にも100円で同時購入した「モンステラ」が有りますが、現在は全長1メートル葉は11枚つけるまでに成長しています。観葉植物は風水的にも何らかの効果があるみたいですね。皆さんも観葉植物いかがですか?

1.バランス
1. バランス

漢字のバランス】
「蓮」という漢字のバランスを「1. バランス」に示します。まず、全体は赤線が示す正方形に割り当てるのが妥当かと思います。それから、おおざっぱに緑線が示す様に「しんにょう」の位置を決め、残りを青線が示す様にだいたい三等分します。「くさかんむり」の2~3画目は、「車」の縦線と重ならない様に少し間を空けて引きましょう。ここから横線が重なりますので「くさかんむり」から「車」分については、橙線が示す様に横線それぞれの間隔を等しくする(均間)だけでもバランスが良く見えます。また、横線の長さはそれぞれ異なっており「くさかんむり」と「車」の一番下の横線(10画目)をほぼ等しい長さとし、「車」については下に行くほど長くなる(台形)ようにしています。「車」という字ですが、6画目は転折後の縦線を桃線が示す様に、少し強めに内側にめり込ませるとしまって見えます。因みに「車」については縦線の長さも橙線が示す間隔に長さを合わせて引くとまとまりが良くなります(長すぎると間伸びします)。尚、線が重なっていますので、黄線が示す様にそれぞれの部位で線に動き(俯仰)を出すようにしています。「しんにょう」については、11画目の点を「くさかんむり」と「車」の1本目の横線の間に打ち、12画目は水色線が示す様に転折部よりも2個目の曲線部が内側に入り込むようにし、13画目最後の線は打ち寄せる波の様に書きますが、一度上げてから最後のはらいに向かって曲線を描いて下げて行き、 三等分した青線を目安にして一度とめて横に払います。

2. 筆運び

【筆運び】
この漢字の筆運びを「2.筆運び」に示します。赤線が筆の動き、赤○が止め、黄線がはらいをそれぞれ表しています。
「くさかんむり」ですが、1画目斜めに鋭く入り、波打つように引いています。2個の縦線も一度横に入れてから線を引く様にしています。「車」初めの横線は気持ち軽めに書き初め、点を仰ぐように線を引きます。(1画目と9画目の横線で鋭く入っている為変化させています。)5画目は鋭く入って徐々に線を細くし(筆圧を下げ)、6画目は転折でしっかりと腰を下ろしてからやや強めに内側に入り込むように線を引く事で、全体がしまって見えるようにしています。9画目は鋭く入り中央を膨らませて覆う様に線を引きます。終筆はしっかりと折り返します。10画目はほぼ真横に打ち込んでから下に線を引くようにしています。「しんにょう」12画目は転折でしっかりと腰を下ろして折り曲げ、次の曲線は長さと幅に注意しています。13画目は「車」との位置関係を見つつ、筆圧を弱めながら上にあげて線を引き、波状に引き下ろしながらはらいの直前まで筆圧を上げながら書き、一旦とめを行った後に横にはらいます。

今回の漢字は青墨で書いてみました。少し滲みが出ていますが、滲みの色合いも良く、濃淡が洗われるので表現性(薄くなった部分が青に近く、濃い部分が黒に近い)に富んだ印象を持ちました。その為か、特に動きの表現がしやすいように思います。真っ黒にはならないので、全体的に優しい印象を感じます。
今回使用した青墨は、古梅園製「一つ亀」。白檀の香りが心地良く、とても気に入っています。青墨ならこれがおススメですね!

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
和のものが大好きで、たまに神社・仏閣も巡ります。
ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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