【書道(毛筆)初心者向け】筆の使い方「分房四宝・筆」

今回は筆の使い方、保管方法等について書いていきたいと思います。
具体的には、1.買った筆を使えるようにする方法(筆おろし)。2.使用(実際の使用レビュー)。3.使用後の手入れ。4.保管方法。に分けて書いていきますので、参考にしてみて下さい。

筆おろし01

【筆のおろし方(鋒が固められているもの)】
2通りの方法がありますが、太筆・小筆共通です。
1つ目は、 指の腹で転がすようにゆっくりと丁寧にもみほぐす方法です。この時、強く擦ったり爪をたてると鋒を痛めるので注意して下さい。もみほぐした部分には、鋒を固めていた糊の粉が付着していますので、墨に混ざるのが気になる場合は、もみほぐした部分を水で洗うと良いと思います。

筆おろし02

2つ目は、水又はお湯で洗う(浸ける)方法です。もみほぐす方法よりも綺麗に糊を取り除くことができ、鋒を痛めなくて済みます。お湯の温度は40℃程度が良いと思います。私は上記2つを組み合わせ、お湯に浸けながらもみほぐす方法 を実践しています。目には見えませんが、出来るだけ筆の負担を少なくした方が良いと思いますし、私見ですが、お湯で洗うと余分な油分も落ちるので墨のつきが良い気がします。また、捌筆(さばきふで)といって固められていない物もありますが、そちらはそのまま使用しても問題有りませんし、水洗いしても良いと思います。環境や状況に合わせて実践してみて下さい。

筆おろし03

【おろす範囲】
太筆の場合 、書きたい字の太さや大きさ等から、ほぐす範囲を決めます。一般的には穂先から2/3程度が良いとされていますが、 多岐な線質や多彩な表現を試みる場合は鋒を全部ほぐすという選択肢もあると思います。
小筆(細筆)の場合、 ほとんど穂先の部分しか使いませんので 穂先から1/3程度が良いと思います。小筆は太筆の様に広い範囲でおろすと腰が無くなってしまい、思うような細い字が書けなくなりますので注意が必要です。正に腰砕けですが、そういった小筆は半紙に8~24文字程度の大きさの文字を書くのに使えます。

【使用感レビュー】※個人的な意見
①熊野筆、②剛毛筆、③兼毫筆、④100円筆、⑤羊毛筆を使って実際に書き比べてみました。文字の書け具合の違いについても参考にしてみて下さい。

熊野筆書
熊野筆

①熊野筆
・サイズ:5号・中鋒
・毛 質:イタチ?/程よい硬さ
・使用感:柔らかすぎず、硬すぎず適度な弾力を持ち
     ながらも、命毛・穂先がしっかりしており
     大変扱い易い逸品です。


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剛毛筆書
剛毛筆

②剛毛筆(銘:山水情、あかしや製)
・サイズ:3号・中鋒
・毛 質:馬、羊、狸/結構硬め
・使用感:結構硬め。腰が強い為扱い易いが、はら
     いや筆運びの早い部分でかすれが発生し
     やすい為、躍動感が出る。初心者向き。


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兼毫筆書
兼毫筆

③兼毫筆(銘:白雲心、あかしや製)
・サイズ:3号・中鋒
・毛 質:羊、馬、狸、鹿/程よく柔らかい
・使用感:兼毫筆だが、羊毛筆に近い感覚で使えるが
     羊毛筆より扱い易く、表現性も良い。


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100円筆書
100円筆

④百円筆
・サイズ:3号・中鋒
・毛 質:羊・ポリエステル
・使用感:腰がある様で無い。毛質が硬い為か擦れ
     易く、他の筆と比べると扱い辛い為、と
     ころどころに粗い部分が発生する。



羊毛筆書
羊毛筆

⑤羊毛筆(銘:頂品亮天青鋒)
・サイズ:7号・長鋒
・毛 質:山羊
・使用感:とても柔らかく、他の筆と同じ使い方をするとまともに書けない。書き方によって多彩な表現が出来る。性能も一番良いとされている。


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感想(1件)

今回は筆おろしとそれぞれの筆の使用感(レビュー)について書きました。別の機会では、「使用後の手入れ(洗い方)」と「保管方法」について書いていきますので、是非参考にしてみて下さい。

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
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ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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