【書道(毛筆・習字)初心者向け】書道を始めて得られる事ってなに?

皆さんこんにちは!おこげです。
「たまには毛筆を」書いてますか?
今日は、これから書道を始めたい又は始めたばかりという方に是非知っておいていただきたいことを、私自身の体験や経験を基にお伝えしていきます。

【毛筆だけではなく硬筆も上達する】
硬筆とは毛筆(筆)以外の筆記具、つまり鉛筆やボールペン等日常的に私たちが使用している筆記具のことです。硬筆と毛筆は一見すると何の関りも無いように感じますが、根本的な要素(文字を書く為に必要なこと)は同じなのです。つまり、書くものの「先端(または芯)」が硬いか、柔らかいかの差でしかない(鉛筆が使われる前は筆が主流でしたし…)という事ですね。共通する要素について理由を書いていきます。

外形法の例
外形法の例:「海」

【理由1:文字全体のバランスを取る】
私たちが読み書きしている文字って色々な長さや種類の線または点(以下、点画といいます。)で構成されているのはご存じですか?「色々な長さや種類」と書きましたがこれが重要で、点画の線が「短い」ところや「長い」ところ、交差しているところ、線が描かれている位置など様々な要素が混ざり合う事で文字は成り立っているのです。それぞれに最も良いとされる条件が有るので、それらを理解するようになります。とはいっても「これこそが正しい!」というものでは無く、過去の偉人(能書家や書聖と言われる人)達が書いたものを基準として、どの点画をどうすれば一際良く見えるのか、点画同士がどのような位置関係にあるのか、偏と旁又は部首との位置関係を意識して書くようになります。書いた人のオリジナリティーも加わりますが、バランスを知る上で代表的な手法に「外形法」と呼ばれるものがあり、字の形を適切な図形(△・□・◇等)に当てはめる事で点画の長さや位置関係等を分かり易く知ることができる、とても効果的なものがあります。

2.筆運び
点画の書き方例:「渚」

【理由2:書き初めと書き終わりの処理を綺麗に行う】
点画を書くと言えど、毛筆の場合はただ単に穂先をついて線を描けば良い訳ではありません。(表現手法や書き方としてもあり得るので一概には言えません。)「超初心者でもわかる書道講座 第7回」で実際に書きながら説明していますが、毛筆の場合は文字の書き初めと書き終わりに最も適切と考えられる「処理」を行います。それぞれの書体で異なりますが、楷書の場合は書き初めが「刀」の切先の様な鋭いものが一般的とされています。また、 書き終わった後も動かしていた筆をただ単に止めれば良いというものでもありません。 字を綺麗に見せるために効果的な書き始めと書き終わりの処理を行う事を学び、実践していきます。また、毛筆の場合は文字の最も重要な要素「とめ・はね・はらい」を適宜・適切な所でしっかり行います。これらの要素は書いたものに対して「色々な視覚効果」を与えるもので、何においても重要かつ最も効果的な技法と言えるでしょう。「視覚効果」だけではなく、「とめ・はね・はらい」は字を書く上で「効率的」な作用としても効果を発揮しています。

なぎさ
筆づかい例:「渚」

【理由3:筆づかいを覚えることで線が生きる】
書道には「芸術性」という要素が含まれています。それは一つの点画に対していくつもの書き方があるという事を意味しています。代表的なものを言うと、筆で点画を書いている時の筆の角度(寝かすか起こすか)、緩急(筆の進みがゆっくりが遅いか)、筆圧(筆を押し付けるか上げるか)等があります。これらの要素が加わることで書かれた点画に微細な「動き(躍動感)」等の表現を与える事ができるようになります。この他にも影響の大きいものとしては「筆」の種類(鋒の材質)や墨や紙を変える事でも変化を与える事ができます。筆も段階や状況に応じて買い足して行くのも良いと思います。(筆の選び方」に一般的な筆の種類を載せていますのでご参照下さい。)これが硬筆であっても、「その人」らしい字になっていく訳ですね。

以上が、普段書く文字(硬筆)が上達する理由となりますが、この他にも得られる事が有って、「漢字や仮名に対する知識」が増えます。私たちが普段見ているこの「活字」とも違ったものや、普段使われていない書体も見て、知って、書いていくようになります。また、自身が学びたいジャンルにもよると思いますが、和歌を書くなら「ひら仮名」がどのようにできたのか等、歴史を通してそれぞれの文字について知る事もできます。また、一つのことに打ち込む「集中力」や諦めない「忍耐力」も養う事ができるようになります。「天賦の才」もあると思いますが、上達するためには書いて書いて書きまくる(要は継続すること)が重要です。忙しい人でも「たまには毛筆を」書き続けていけば、それなりの域まで到達できるようになると私は信じています。

家【毛筆で書く命名書き】「家」

道具【書道(毛筆・習字)初心者向け】書道に必要な道具とは?経験者が教える「文房四宝」

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
和のものが大好きで、たまに神社・仏閣も巡ります。
ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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