【書道(毛筆・習字)初心者向け】書道に必要な道具とは?経験者が教える「文房四宝」

皆さんこんにちは!おこげです。
「たまには毛筆を」書いてますか?
今日は、これから書道を始めたい又は始めたばかりなんだけどどういう道具が必要なのか、どんな道具があるのか知りたい。という方向けに私自身の体験や経験を基に知っている範囲でお伝えしていきますので、 是非参考にしてみて下さい。

書道は道具さえあれば老若男女問わず、誰でも、いつでも、どこでも(場所によりますが)始める事が出来ます。道具として主なものに、筆・硯・墨・紙(これがないと始まりませんね。)この他に下敷き(ないと墨で机が汚れます)や文鎮、水差し、筆置き、これらをまとめて保管する箱(硯箱ともいいます)が有ればまとめて管理できるので尚良いと思います。後は、お手本(自分の好きな書家が書いたもので良いです。)が有れば万事問題有りません。落款や印泥などについては、追々作成するなどして追加していきましょう。落款を作ることを「篆刻(てんこく)」といいますが、これについても後々触れていきたいと思います。

【文房四宝とは?】
書道に関する言葉で文房四宝というものがあります。文房とは、書斎を表す言葉で、四宝は 4つの大切な物を意味します。つまり文房四宝とは、文房(書斎)において最も大切にすべき4つの「もの」を指す言葉で、四宝が指すのは「1.筆」「2.硯」「3.墨」「4.紙」です。書は時代の変化と共に実用的なものから美的・芸術的なものへと変化して現在に至ってきましたが、それと共に使用される用具も実用的なものから、使用者の芸術性を表現できるようなものへと変化をしてきました。文房四宝は、所持している人にとって自身の芸術性や美的表現を最大限発揮する為に重宝されるべきもの、と解釈できますね。ではそれぞれにどのような特徴や違いが有るのか、触れていきたいと思います。

筆
筆(熊野筆)

【1.筆】
筆は遥か昔、紀元前221年頃の中国「秦」の頃には現在の形になっていたものとされています。 筆管(軸)となる棒の先端に動物の毛などをまとめて組み付けた道具で、書いた字の表現性に最も影響を与えるものです。 毛の部分を「鋒(ほう・ほ)」といい、鋒の材質が柔らかいもの(羊毛筆など)から硬いもの(剛毛筆など)まであり、それぞれ書き味や書かれた文字に違いがあります。鋒の材質は動物の毛に限らず、藁、竹、木、人工物(ナイロン等)、人の毛(胎毛筆)などがあり、サイズや鋒の長さにも違いがあります。太さも通常半紙に使用できる1~5号や小筆の他に、筆をいくつも横に連ねたものやまとめて太くしたものなど多岐にわたります。一般的な筆についての詳細は「文房四宝・筆」に書いていますので、こちらもご覧ください。
初心者の方にはこれがおススメです。私も使っていて、約15年程前に買ったものがまだまだ現役で活躍してます。外観・品質ともに良好でコスパ良し。↓

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歙州硯
硯(歙州硯

【2.硯】
硯は、墨をおろす (磨墨「まぼく」する) 為の道具です。墨を磨り下ろす部分には鋒鋩(ほうぼう)という小さな凹凸があり、この鋒鋩の具合によって硯としての性能が決まります。硯は大体のものが石でできているので、「文房四宝」の中では一番長寿命であり、最も貴重なものとして尊ばれていたようです。外観の美しさも重要視され、産地(石の質)によって色(黒・緑・紫・赤等)の違いや、模様(縞・円・星)の違いがある他、造形や緻密な彫刻などによって鑑賞用としても持ち合わせたものもあります。 中国で作られたものを唐硯(とうけん)、日本で作られたもの(国産)を和硯(わけん)とも呼びます。唐硯では端渓硯(たんけい)、 歙州硯(きゅうじゅう) が最も有名で、国産では雨畑硯(あめはた)、雄勝硯(おがつ)が有名です。一般的には15×9㎝程度の大きさのものを持っておけば何にでも使えると思います。サイズの単位としては吋(インチ)や寸(すん)といった特定のものが使われています。
詳細は「文房四宝・硯」に書いていますので、こちらもご覧ください。
初心者の方にはこれがおススメ。羅紋硯(らもん)と言い、 歙州硯 と同じような性能(良い鋒鋩)をもつポピュラーな硯です。↓

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墨(和墨)

【3.墨】
固形と液体(固形をすった墨液)が流通しています。ここでは固形の方に触れていきます。墨は硯の上で、水と共に磨り合わせて墨液を作る為のもので、書の芸術性表現の要素としても大変重要なものです。書いた字は墨色によってその表現や表情が変わってきますし、墨の性能によって筆の進みも変わってきます。墨は「煤(すす)」と「水」と「膠(にかわ・動物性たんぱく質の一種)」を混ぜて作ります。日本の墨はこれに「香料」を配合する為、良い香りが立つものが多数あります。墨の種類としてはおおまかに種々の油を原料とする「油煙墨(ゆえんぼく)」と松の煤を原料とした「青墨(せいぼく)」に分かれます。色味ですが、油煙墨は真っ黒に近く、青墨は灰色に近く「色素」を配合したものは青味がかったものもあります。油煙墨も配合されたもので色調が異なります。中国製を「唐墨(からすみ)」といい、カラスミの語源とも言われています。また、国産品を「和墨(わぼく)」といいます。中国製のものは「曹素功」や「胡開文」が、和墨では「古梅園」が有名です。書く時は磨りたての墨を使うのが良く、磨る量も調整しましょう。 墨のサイズは 「丁(ちょう)」という単位で示され、重さを基準にしているそうです。 15×9㎝程度の大きさの硯でしたら、2丁くらいのサイズが程良いと思います。
墨の磨り方も参考にどうぞ ⇒ https://youtu.be/VKVFOlz68p0
初心者の方にはこれがおススメ。古梅園の墨は私も使っています。↓

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【4.紙】
ここでは一般的に使用されている「半紙」について触れていきます。紙は文字を書かれるためのものですが、特に墨とのバランス(にじみ加減など)が重要になってきます。 筆、硯、墨を良いものにそろえたとしても、 紙の選定によって書かれた文字の表現が全然変わってしまいますし、書き味(書き易い、滑らかなど)も個々の紙によってそれぞれ特徴と違いがあります。素材として代表的なものに「楮(こうぞ)」と「雁皮(がんぴ)」があります。それぞれ「楮紙(ちょし)」、「雁皮紙(がんぴし)」と呼ばれていて、「楮紙は漢字」に「雁皮紙は仮名」に適しているとされています。国産では「土佐半紙」「伊予半紙」「駿河半紙」の名を拝見します。「手漉き」と「機械漉き」があって、一般的に安価で流通している物は機械漉きのものです。練習に使用する半紙は安価で入手性が良いというのが必須条件ですね。自身の条件が整ったらワンランク上の良い紙に書いてみるのも良いと思います。
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以上、文房四宝について簡単に説明しました。これらの要素をご理解いただいた上で、ご自身の道具選びの参考にしてみて下さい。 趣味や長く続けるものであれば道具にこだわってみるのも良いと思います。

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
和のものが大好きで、たまに神社・仏閣も巡ります。
ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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