【毛筆で書く命名書き】「海」

こんにちは、おこげです。
皆さん、たまには毛筆を書いてますか?
社会人の方はつかの間のお盆休みが終わろうとしている時期ですね。故郷に帰省された方、または海や山にお出掛けになった方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。

今回の漢字は「海(うみ)」です。
【漢字の成り立ち】
形成文字。「水」+「音符(毎)」で暗い色の海を表す。
【漢字の意味】
薄黒く水をたたえた海。わた。わたつみ。大きな湖。同種のものが非常に多く集まっているところ。広くて大きい。などの意味があります。 暗い様な意味合になってしまった理由ですが、この漢字ができた頃の中国の海は「渤海(ぼっかい)」や「玄海(げんかい)」等の暗い色の海だった事が影響しているようです。
【読み方】
訓「うみ」/音「カイ」
【名付け読み】
あま・うな・うみ・み・かい等の読み方で使われているようです。
名づけ例】
男子:碧海(あおみ)、海斗(かいと)、拓海(たくみ)、海星(かいせい)等
女子:七海(ななみ)、夏海(なつみ)、彩海(あやみ)、愛海(あみ)等
【画数】
新字体= 9画、旧字体= 10画

沖縄の海
浜比嘉島

国内で美しい海といえば沖縄を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?「コーラルブルー」とも言われるあの水色は、見る人全てを魅了します。私も魅了された内の一人です。以前、家族旅行で沖縄本島を訪れ観光してきました。短い日程でしたが浜比嘉島、古宇利島(古宇利大橋・ハートロック)、美ら海水族館、国際通り等を回り沖縄を満喫することができました。浜比嘉島は「神秘の島」ともいわれ琉球誕生の伝説がある場所で、パワースポットとしても有名です。沖縄の塩が気になっていたのでこの島に立ち寄った際、「浜比嘉塩」を買いました。この塩は浜比嘉の海水を独特の製法で自然に蒸発させて作ったもので、 普段口にしている塩とは比べ物にならないほど味が違います。海の恵みの味なんでしょうか?とんでもなく美味しいです。料理も良いですが、おすすめは「塩おにぎり」ですね。是非使っていただきたい逸品です。
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1. バランス
1. バランス

「海」という漢字のバランスを「1.バランス」に示します。漢字全体は赤線で示している様に、凡そ正方形に収まるようなイメージにすると良いと思います。(さんずいの部分が三角になります。)さんずいは、緑〇が示す通り、3つの点を等間隔(または2画目と3各面の間を1画目の2倍空けるよう)にし、2画目をやや外側に出すように書きます。旁の「毎」は 幅広にならない様、 青線と紫線の間に書く様にします。1画目の「ノ」は、さんずいの1画目よりも上の位置から筆尾を入れています。長すぎるとさんずいに干渉するので適度にして下さい。2画目の「一」はやや斜めにし、「ノ」の中央から紫線まで横に引きます。黄線が示す3画目「く」は転折を青線に向かって突き出すようなイメージです。4画目の縦画は橙線が示す様に、内側に向かって気持ち程度しならせます。転折がキーポイントです。桃線が示している最後に書く「一」ですが、やや弧を描く様に書いてしっかりととめを行います。長すぎないようにしましょう。

2. 筆運び
2. 筆運び

筆運びを「2.筆運び」に示します。赤線が筆の動き、赤○が止め、黄線がはらいをそれぞれ表しています。バランスも重要ですが、この字は転折を「しっかりと筆の腰を下ろして」書きます。とくに旁「毎」の「く」の字の折り返しをどのように書くかで全てが決まると言っても過言ではないと思います。また、とめの処理を丁寧に行わない場合も見栄えが悪くなります。特に「一」という漢字をどのように書くかでも見え方の違いがはっきりと決まってくると思います。「毎」は横画が4つ重なっていますがどの線も同じような書き方をしていません。同じような点画が複数存在する場合はそれぞれに角度や長さ太さ等の変化を持たせて「全体を調和」させる様に気をつけましょう。

彩【毛筆で書く命名書き】「彩」

歙州硯【毛筆】文房四宝「硯・前編」

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プロフィール

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
和のものが大好きで、たまに神社・仏閣も巡ります。
ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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