皆さんこんにちは!おこげです。
例年に比べると随分遅い ですが、ようやく梅雨が明けましたね。遂に暑~い夏の到来です。 今の時期から、適度に水分を補給して熱中症に備えましょう。
今日は「イ(にんべん)」が部首の漢字について書いていきます。横線が重なる字なのでそれぞれの点画の間を均一に整える「均間法(きんかんほう)」によって、漢字全体の見え方が変わります。
今回の漢字は「健(けん)」です。
会意兼形声で、建は「聿(ふで)」(筆の原字で、筆を手で立ててもつさま)+「廴(歩く)」の会意文字で、すっくと立つ。体をたてて歩くの意を含むそうです。「健(けん)」は「人」+「建(音符)」で、体を高く立てて行動するものの原義を表す様になったそうで、「建」・「乾」・「軒」などと同系です。
読み方:訓「すこやか」/音「ケン・ゴン」
名づけ:かつ・きよ・きよし・たけ・たけし・たける・たつ・たて・たる・つよ・つよし・とし・まさる・やす等の呼び方で使われているようです。
漢字の意味は、すこやか。体を高く伸ばして元気が良いさま。元気があふれて力が強いさま。疲れずに物事を続けるさま。
「建」という漢字を使った言葉には「健全」「健康」「健脚」等ありますが、どれも体が強くて丈夫なイメージがありますね。
これからの時期、特に気を付けたいのが「健康管理」ですね。暑くなるとどうしても体力を消耗してしまします。そこに輪をかけて心理的なストレスが重なると体調を崩しやすくなります。我が家では娘が「手足口病」になってしまいました。常に手洗いうがいをして予防に努めていたのですが、感染してしまったようです。娘の体調がすぐれなかった為、頻繁に小児科に連れて行っていたのでそこでもらってしまったのでしょう。こういった感染症はとにかく「もらわない」ことが重要ですので、何かしら「流行」というような状態になっている場合は不特定多数の人と接触するような場所や、人が集まる場所、病院等への外出は極力避ける事が望ましいと思います。特に病院は「感染」してしまった人達が集まるところなので、どうしてもという場合はしっかりと「感染予防」してから行くようにしましょう。手足口病は特効薬がない為、自宅療養となります。前回の診察時に処方された薬を飲ませ、ご飯を食べさせながら回復を待つしかありません。体外の発疹なら良いのですが、口内炎やのどに発疹ができ、痛みで食事がとれなくなってしまうケースも有るため、そういう場合は「固形物」ではなくジュレやゼリーのような「流動食」を与え、水分をしっかりと摂取させることが重要となります。娘ものどに発疹ができ、しばらく食事をとることが難しかったので、「ジュレ」や「ゼリー飲料」等を与えました。
妻の看病のおかげで、現在は回復しました。自身も気管支炎で体調が優れない中、暗中模索しながら看病してくれた妻には「感謝」しかありません。
「建」という漢字を書く上で、気を付けているポイントを「1.バランス」に示します。漢字全体は赤線で示す様に、四角形に収めるようにすると良いと思います。その四角形を3等分した緑線(約3分の1くらい)のスペースに「にんべん(イ)」が入り、残りを半分にした黄線を中心として「ふで( 聿 )」という字が入る様になっています。また、橙線で示す様に偏よりも旁を高くする事でお互いのバランスをとる様にしています。同じ高さにすると旁の「聿」が小さく見えてしまいます。また、「 聿 」は横線が重なりますので、紫線で示す様に「均間法(きんかんほう)」でそれぞれの横線の間隔を等間隔にすると同時に、「俯仰法(ふいぎょうほう)」で重なっている横線の引き方に違いを出す様にしています。特に下の二本線は漢数字の「二」を書く要領で上下方向に軽めに弧を描く様に反らせています。緑線と黄線の間のスペースに「 廴 (けんにょう)」をはめ込むイメージで書きます。最後の「はらい」は青線に示す様に「にんべん」と同じくらいの高さか、少し下に出るくらいがちょうど良いと思います。「はらい」が長すぎるとその分バランスが崩れてしまうので、要注意ですね。
この漢字の書き方を「筆運び」に示します。 赤線は筆の動きを、赤丸はとめを、黄線ははらいを意味します。 「にんべん」二画目の縦線は一画目で書いた斜め線の中央、もしくは少し下ほどの辺りから引く様にしています。「聿」も「 廴」もそれぞれに転折がありますので、その部分は軽く筆を浮かせるようにして入り直しています。また、「聿」の縦線は入りを強めにしっかりと打ち込むことで、字全体の印象が変わります。 「けんにょう」の最後のはらいについてですが、青線で示した部分(旁の端っこ辺りの位置)でとめを行い、横方向に払います。この位置を過ぎると漢字全体が横に伸びてしまいますし、手前では物足りない感じになってしまいバランス良くまとまりません。この位置は「しんにょう」にも言える事なので気を付けていきたいですね。
梅雨が明けたとたんに全国各地で猛暑となっていますね。無理をしない・疲れたら休むということが一番なのですが、そうも言っていられない場合もあると思いますので、適度に力を抜きましょう。社会人にもなると体が資本なので特に要注意です。息抜きやリラックスも兼ねて、たまには毛筆を書いてみてはいかがでしょうか?
そういえば、7/27は土用の丑の日でしたね。今からでも遅くないので、ウナギを食べてスタミナを付け、暑い夏を乗り切りましょう!
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