【毛筆で書く命名書き】「照」

こんにちは!おこげです。
皆さん、たまには毛筆を書いてますか?
昨日(10月22日)、今上天皇が即位したことを国内外に知らしめる「即位礼正殿の儀」が皇居で執り行われましたね。私もテレビ中継で拝見していましたが、改めて日本という国の歴史と伝統を天皇陛下を通して、感じる事ができました。

今回の漢字は「照(しょう)」です。
【漢字の成り立ち】
会意兼形成文字。「召」は「口+音符(刀)」から成る、刀の刃の曲線の様に半円を描いてまねき寄せること。昭は「日+音符(召)」から成る、会意兼形成文字で、半円を描いて右から左へと光がなでること。照は「火+音符(昭)」から成る字で、「昭」があきらかの意の形容詞に用いられるため、更に火印を加えることで、隅から隅まで半円形にてらすことを示しているようです。
【漢字の意味】
てる。てらす。右から左まで、または上から下までを円を描く様にてらす。また、鏡にうつす(照らす)。隅々まで光がなでるさま。手本や事柄を基準にする。てらし合わす。問い合わせる。等の意味があります。
【読み方】
訓「る・らす・れる」/音「ショウ」
【名付け読み】
あき・あきら・あり・てらし・てらす・てり・てる・とし・のぶ・みつ等の読み方で使われているようです。
名づけ例】
男子:照(しょう)、照輝(しょうき・てるき)、照悟(しょうご)、清照(きよてる)等
女子:千照(ちあき)、照乃(てるの)、照花(てるか)、照真(てるま)等
【画数】
新字体= 13画

 今回の漢字「照」は、 皇室の祖神とされている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」にも使われており、読み方としても漢字の意味としても、明るくて縁起の良い漢字です。そのため個人的に「照」という漢字がとても気に入っており、妻が2人目の子どもを身ごもった際は「男の子だったら「照」という漢字を使った名前にしたい」と話をしていました。結果は女の子でしたので、「照」という漢字は使いませんでしたが、考えられる最上級の可愛い名前を付けたつもりです。

てるてるぼうず
4歳の息子が作ったてるてるぼうず

 さて、冒頭でも述べた通り昨日「即位礼正殿の儀」が執り行われました。しかし、お天気はあいにくの雨もようでしたね。私も4歳の息子(家族)と屋内で一日を過ごす事となってしまいました。そんな中、テレビ中継を見ていた息子が妻と話しをしていた時、「(天皇陛下が)雨の中大変そうだから、てるてる坊主を作ってお天気が良くなるようにしたい!」と言い、息子と妻でてるてる坊主を作りました。作った「てるてる坊主」を窓辺に飾り、息子と一緒に「良い天気にますように!」とお願いしました。この時「なんて優しい子なんだろう!」と心の中で感動し、半分ウルっときてしまいました。それと同時に、少しずつですが日々成長しているという事を実感しました。(私も成長しなきゃいかんなぁ。)
 そういえば、「即位礼正殿の儀」が執り行われている際、 不思議な現象が発生していた様です。儀式中の雨天は「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)/別名:草薙剣(くさなぎのつるぎ)」 が、烏の鳴き声=「八咫烏(やたがらす)」が、都心の大きな虹=「天照大御神」が、富士浅間神社の桜開花=「コノハナノサクヤビメ」が、それぞれの現象には「 三種の神器」や「天皇家」に結び付けられる様な内容のものが関係しており、伝説とか神秘的という言葉が良く似合いますね。それらについて「信じるか信じないかはその人(あなた)次第」なのでしょう。

1. バランス
1. バランス

「照」という漢字のバランスを「1.バランス」に示します。漢字全体は赤線で示している様に「昭」は正方形に、「灬(れっか)」は長方形(「昭」より少し幅広)に収まるイメージにすると良いと思います。「日」は、字の幅をやや狭め(長方形に収まるイメージ)にし1画目と2画目の上下の幅が同じ程度(寸胴)になるようにし、3画目の横線は上下の中央位置を狙って書き込むと良いと思います。「召」は「刀」と「口」の中心位置と字の幅が揃うようにします。 「灬」は1つ目の点を1画目の縦線と同じ位の位置から、左向きに斜め下に向かって打ち込みます。 4つの点は緑〇が示す様にそれぞれが等間隔となるようにし 、2~4つ目の点は右斜め下向きに書き、4つ目の点は1つ目の点と同じ程度の大きさにします。2、3つ目の点は1、4つ目の点に比べやや小さめに書くとメリハリが付くと思います。尚、このメリハリについては橙線が示すように、字の上面全体がやや上向きに弧を描くように沿っている場合は、その反り具合に合わせて「 灬 」の点の大きさを調整する(「俯仰法(ふいぎょうほう)」を応用する)とさらに良いと思います。

2.-筆運び
2.-筆運び

筆運びを「2.筆運び」に示します。赤線が筆の動き、赤○が止め、黄線がはらいをそれぞれ表しています。バランスも重要ですが、この字は「日」の直線を「まっすぐ」に、「刀」「口」の転折を「しっかりと筆の腰を下ろして」書くこと、更には「れっか」の点をしっかりとうつことも重要です。とめの処理も丁寧に行わない場合も見栄えが悪くなりますので気を付けましょう。

台風19号が通り過ぎたとたん、寒くなりましたね。インフルエンザもありますから、体調には十分に気を付けましょう!

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このブログを書いているおこげです。
2児の父(育児見習い)でサラリーマン。
仕事に子育てに日々打ちのめされながらも奮闘しています。
書道を趣味として嗜み、かれこれ20年近く経ちます。その他、弓道、古武術、お茶(かじり程度)も嗜みます。
和のものが大好きで、たまに神社・仏閣も巡ります。
ブログを綴りながら、自分自身の書道の腕もレベルUPできるように頑張っていきますので、宜しくお願いします。
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